TOPページ環境への取り組み → 海外植林

世界的な資源問題の高まりの中で、天然林の伐採が制限される傾向が強まっています。そのため、日本の紙・パルプ企業は、1990年代に入る頃から海外植林を本格的にに行ってきました。海外植林は、安定的な資源確保や経済的なメリットだけでなく、環境問題にも大きく寄与しています。
海外植林は主に、ユーカリ・アカシアなど、早く収穫する事ができる早成樹を選び、オセアニア・東南アジア・南米と言った地域で場所で行っています。これらの地域では、約10年という短いサイクルでパルプ材として利用することが可能で、計画的にローテーションを組んで、繰り返し収穫することができます。これは国内での植林に比べて、費用と効率の面で非常に有利です。安定した収穫が確保されるのと同時に、森を常に緑豊かな状態で維持することができるので、二酸化炭素の固定効果が高くなり、地球温暖化などの環境問題の対策に効果があるのです。